REBORN!
□関係
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「・・・ほらよ」
『あっ、ありがとうございます』
獄寺くんからジュースを貰ってしまいました。
「あ〜その・・・なんだ?大丈夫だったか?」
『え??あっ・・・あの人の事ですか?』
大丈夫かって・・・特に何もしてないので大丈夫ですよね、うん。
『大丈夫ですよ。獄寺くんが来てくれて助かりました!』
「やっ・・その///助けるのが遅くなっちまって悪かったな。てっきりお前と六道骸が知り合いだとばっかり・・・」
『初めて会ったばかりです。それより、獄寺くんが知り合いだった事のほうが驚きです』
友達少ないんだろうなぁってイメージでしたが、結構多いんですね。
意外です!!
「いや、知り合いっていうか・・・」
『・・・友達ですか?』
「ダチ・・・そんなんじゃねぇよ」
・・・獄寺くんの人間関係は複雑そうです。
でも、さっきの感じを見る限り仲は良くないけど、友達って感じなのでしょうか?
『それじゃあ・・・私は友達でいいですか?』
「なっ?!やっ、そ、その・・・」
そんなに答えに詰まられると傷つくんですが・・・
私友達じゃなかったんでしょうか?思い上がっていましたか?
でも・・・今までの関係はなんなんでしょう?
なんか・・・胸の辺りがまたギュ――ってなってきました。
ポロッ
「お、おい?!ど、どーしたんだ?!」
『・・えっ?・・・・あっ』
「やっぱりあいつに変な事されたのか?!あいつ、やっぱ速攻果たす!!」
『ち、違うんです・・・』
な、何で私泣いてるんでしょう。
何も悲しい事なんてなかったのに・・・
動かない私の隣に、再び座ってくれる獄寺くん。
すみません・・・困らせたいわけじゃないんです。
「ど、どうした・・?どっか痛いのかよ?」
『だ、大丈夫です』
「その・・なんだ・・・?お前は俺にとって・・・友達よりも大事な存在っていうか・・・」
『えっ?』
顔を上げてみると、獄寺くんは真っ赤な顔をしていて、目が合った途端逸らされました。
「と、とにかく、な、なんだ?!元気だせよって事だよ!!!」
『ちょっ?!』
乱暴に頭を撫でられました。
・・・グチャグチャです。
でも。心のほうはすっかり落ち着いてきて。
あぁ不思議。
いつの間にか
私、獄寺くんを好きになっていました。
2010/5/16