REBORN!

□関係
2ページ/2ページ

「・・・ほらよ」
『あっ、ありがとうございます』


獄寺くんからジュースを貰ってしまいました。


「あ〜その・・・なんだ?大丈夫だったか?」
『え??あっ・・・あの人の事ですか?』


大丈夫かって・・・特に何もしてないので大丈夫ですよね、うん。


『大丈夫ですよ。獄寺くんが来てくれて助かりました!』
「やっ・・その///助けるのが遅くなっちまって悪かったな。てっきりお前と六道骸が知り合いだとばっかり・・・」
『初めて会ったばかりです。それより、獄寺くんが知り合いだった事のほうが驚きです』


友達少ないんだろうなぁってイメージでしたが、結構多いんですね。
意外です!!



「いや、知り合いっていうか・・・」
『・・・友達ですか?』
「ダチ・・・そんなんじゃねぇよ」



・・・獄寺くんの人間関係は複雑そうです。
でも、さっきの感じを見る限り仲は良くないけど、友達って感じなのでしょうか?



『それじゃあ・・・私は友達でいいですか?』
「なっ?!やっ、そ、その・・・」



そんなに答えに詰まられると傷つくんですが・・・
私友達じゃなかったんでしょうか?思い上がっていましたか?


でも・・・今までの関係はなんなんでしょう?





なんか・・・胸の辺りがまたギュ――ってなってきました。














ポロッ



「お、おい?!ど、どーしたんだ?!」
『・・えっ?・・・・あっ』
「やっぱりあいつに変な事されたのか?!あいつ、やっぱ速攻果たす!!」
『ち、違うんです・・・』


な、何で私泣いてるんでしょう。
何も悲しい事なんてなかったのに・・・

動かない私の隣に、再び座ってくれる獄寺くん。
すみません・・・困らせたいわけじゃないんです。


「ど、どうした・・?どっか痛いのかよ?」
『だ、大丈夫です』
「その・・なんだ・・・?お前は俺にとって・・・友達よりも大事な存在っていうか・・・」
『えっ?』


顔を上げてみると、獄寺くんは真っ赤な顔をしていて、目が合った途端逸らされました。


「と、とにかく、な、なんだ?!元気だせよって事だよ!!!」
『ちょっ?!』


乱暴に頭を撫でられました。
・・・グチャグチャです。




でも。心のほうはすっかり落ち着いてきて。





あぁ不思議。

















いつの間にか






私、獄寺くんを好きになっていました。



2010/5/16
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ