REBORN!

□到着
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「ほらよ」
『えっ?あっ、ありがとうございます』


ジュース・・・もらっちゃいました。
冷たくっておいしいです。


あれ??そういえば、今日っていつも助けてくれる獄寺くんにお礼がしたくって遊園地に来たんですよね?!
私ばっかり楽しくなっちゃって、御礼してないじゃないですか!!


・・・失敗です。
今もジュース買ってもらっちゃって・・・


「ん?どうした??」
『あっ、いえ・・・その次は獄寺くんの乗りたいの乗りませんか??』
「俺の乗りたいものね〜・・・」
『さっきから私ばっかり連れまわしちゃったので・・・』
「そーか?俺も結構楽しかったけどな」
『そ、それなら・・・良かったです///』


「まぁ、定番なお化け屋敷とか・・・苦手そうだな、お前」
『えっ?私平気ですよ?』
「へぇ、意外だな」


あっ、怖がるフリとかすればよかったでしょうか?


「じゃぁ、お化け屋敷行ってから、そのままプールに行くか?」
『そうですね!』
「・・・お前って今日ずっと笑ってばっかりだよな」
『そりゃあ、獄寺くんと一緒で楽しいですもん!』


当たり前じゃないですか!
なんか落ち込んでても、獄寺くんの言葉に気分がすぐ上がっちゃいます。


「・・・そーかよ///」
『はい!』
「お、お、お、俺も・・その・・・///」
『?』
「とにかく、行くぞ!///」
『わっ!』
「?!・・あっ」




いきなり手を引かれたので、持ってたジュースがこぼれそうになったので受け止めようとしたら


獄寺くんも受け止めてくれました。



「あっぶね・・」
『あっ、ありがとうございます』
「いや、俺が強引に引っ張った・・・」
『「っ?!///」』



バシャン



ジュースの無事に安心して顔を上げたら、獄寺くんの顔が意外と近くて、ビックリして結局落としちゃいました。


『す、すみません///』
「や、その・・///濡れなかったかよ?」
『大丈夫、です//』


ま、まだ心臓がドキドキしてます。
そういえば、前に獄寺くんが家に来て風邪の看病をしてくれたときもこんな事がありました。



『ふふふ』
「?なんだよ、急に笑い出して。変なやつだな//とりあえず、行くぞ」
『あっ、待ってください!』
「・・・ほら///」
『・・・はい!!//』



今度はちゃんと手を繋げました!



あの時は、まさか獄寺くんとこんな風に遊園
地に来れるようになるなんて思いませんでした。



今こうしているなんて、不思議です!






end

2011.2.12
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