REBORN!

□誕生日のプレゼント
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「いつ入ってくる気??」
『わぉ!?』

先に扉が開いて、そこの住人が出てきた。


『えっと・・・その・・・』
「入るなら入って」
『はーい。おじゃましまーす』


雲雀のあとに続き応接室に入る。


「どうしたの?座りなよ」
『雲雀さん!今日誕生日って本当ですか!?』

ものすごい勢いで、雲雀のもとに詰め寄る。


「そういえば、そうだったね」
『ガーン。やっぱり・・・』
「誰に聞いたの?」
『リボーンちゃんから』
「へぇ。赤ん坊に、ね」
『それで、私知らなくて・・・』
「教えてないんだから知らなくて当然でしょ」
『でも、彼女なのに・・・』

うつむいてしまった彼女。
そんな彼女をみて、ため息をつく雲雀。


『プレゼントも用意してなくて・・・』
「わざと教えなかったんだから、いいんだよ」
『へっ?!』


顔をあげると、やさしくほほえんでいる雲雀。




これは彼女にだけ向ける顔。


「仕事が片付いたら、君の家に行く予定だったんだけど、まぁいいか」
『はっ?』
「プレゼントをもらいに」
『えっと、だからプレゼントは用意してなくて』
「これがいい」


雲雀のその顔に魅了されて、反応するのが一瞬遅れてしまった。



気がついた時には、雲雀の長いまつげが目の前に見えていて、


口には温かいものが当たっている。




『なっ、なっ、なっ?!』

「もっとしたいけど、今はこれで我慢してあげるよ」


















『雲雀さん・・・お誕生日おめでとう』




「ありがとう」









END
2009/05/05
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