REBORN!
□プレゼント フォーユー
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「ワォ、何者?」
「?!?!」
気配が感じられず、いきなりかけられた言葉に後ろを振り向く。
「気配消すの上手いんだね」
「あっ・・・(やばい見つかったぁぁあ!!!)」
「どこの殺し屋?浸入できたのは褒めてあげるけど・・・ツメが甘かったね」
「やっ、殺し屋なんて物騒なものじゃなくて」
その時、雲に隠れていた月が姿を現し、廊下を明るく照らす。
「?!」
「あっ・・あの(帰ってもいいかなぁ?)」
月日に照らされた彼女を見て、雲雀は目を見開いた。
そして、構えていたトンファーを降ろすと、おもむろに彼女の手をひっぱりだした。
「はぁ?!ちょっ、ちょっと?!」
彼女も油断していたのだろうか、あっさりと手をつかまれされるがままだ。
(もう帰りたい・・・でも仕事してないしなぁ)
無言のままひっぱられてつれてこられたのは、一際立派なドアの前。
(もしかしてここってヤバイお屋敷?!殺し屋とか言ってたよね!?)
バーーン!!
雲雀は勢いよく扉を開けた。