REBORN!

□風邪
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「たっく。ろくなもんねーな、この部屋」
『文句言うなら帰ってください』
「・・・そんな状態で何言ってやがる。病人はベッドで寝てろ」



そう。
私は今日学校を早退して寝てたんだけど・・・



『家・・・布団です』
「へりくつ言ってんじゃねーよ!」


なんで獄寺くんが?


「おら、こい!!」
『ギャーーーーーーーーー!!!!おろしてくださいぃ!!!!』
「うっせーなぁ!落とすぞテメー!」
『それはイヤです』


なんで担がれてるんでしょうか?



「さっさと寝てろ」


寝れたんなら、獄寺くんが来ても玄関開けたりしなかったですよ。


ずっと寝れなくて・・・
頭がボーっとするわりには、私の体は正常に働いていて・・・
胃液も活発に出てるわけですよ。


「何か作ってやるから、横になってろ」
『あっ、幻聴が聞こえます。私相当やばいみたいなんで、帰ってください』
「果たすぞ、テメー!!!!!」



グ〜。

「『・・・』」







あぁ・・・
何でこんなことに。



「本当にろくなのねーな、この家」
『余計なお世話です』
「ほら、これ食ってさっさと寝ろ」
『・・・味見しましたか?』
「いいから食え!!!!!」

ガッ!!

『のぉ?!!あっつ』
「あっ、わり!!ほら水!!!」
『キャァ!』
「バッ!ちゃんと持て!!」

ガタン!!!

「セ、セーフ。ったく・・・危ねぇな」
『ご、獄寺くんがいきなり渡すから・・・』

「『?!?!?』」


ち、近い!!!!
今更だけど、獄寺くんって顔整ってるから・・・余計ドキドキします。
お、落ち着いてください私!!!
とりあえずこれ食べよっ。




「・・・不味くはねぇだろーが」
『お、おいしいです』
「!だろ」


そんな顔で笑うの初めてみました。
あっ、ツナくんにはいつもそんな笑顔でしたね。



『え〜っと、あの・・・ご飯つくりに来てくれたんですか?』
「あー・・・ちょっと前通ったら気になって寄っただけだ」
『ありがとう、ございます』
「・・・ん」



買い物に行くのも面倒でどうしようかと思っていたので、助かりました。
こういう時一人暮らしだと大変ですよね。


「食ったらさっさと寝ろよ」
『・・・獄寺くんが帰ったら寝ます』
「んな?!?!」



寝顔なんて見られたくないです。
帰ったあとに鍵も閉めなきゃいけないですし・・・
家がオートロックだったらよかったです。



『・・・獄寺くんが居たら寝れないじゃないですか』
「?!おい、それって・・・」
『落ち着かないです』


人がいるところで寝れるほど私は神経が図太くない・・はずです。



「ッチ///分かったよ。それ貸せ。洗ってから帰る」
『いいですよ・・・』
「安心しろって!十代目の為に家事の特訓したからな!」
『・・・へぇ』


あんまり興味ないんですけど。
ツナくんのためって・・・


『花嫁修業みたいですねぇ・・・』
「なーーー!??!////ばっ、馬鹿かお前は!!」


ビシッ


『痛っ』

「・・・さっさと寝ねぇと」


『?』








なんでそんなに間を空けてこっちを見るですか???









「ハァ・・・片付けてくる」














ため息つきました!!!!!
人の顔みてため息ですか!??!
失礼にもほどがあります!!!






本当にお皿洗って帰っていきました。


なんか・・・ゆっくり出来た気がしないのですが??

えっ?ていうか、本当にご飯だけ作って帰っていきましたね。
家政婦さんみたいです。





明日には治ってるといいなぁ。


   
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