タイムリミット
□Act 3.Have a nice day
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Act 3. Have a nice day 02
歩「でなぁ、市村さんが今度新しい家族写真撮ってくれるんやって♪だから、今度みんなで行こな!!」
和「お、いぃねぇ」
みんな揃って晩御飯を食べてる時に、歩が今日あった事を嬉しそうに話してた。
僕もそれを聞いて笑ってたんだけど…
伊「律夏?どうしたの??」
律夏は何かぼーっとしてて
「ん?何でもないょ?笑」
伊「そぅ?」
でも、何か元気なさそうだった。
だから、各自お風呂に入って、それぞれの部屋に行ったあと、僕は律夏の部屋のドアをノックした。
「はーぃ。あっ、伊織!どうしたの??」
伊「ちょっと見せたいもんがあるんだけど、今いぃ?」
「うん!いぃょ!!」
そう言って、彼女はニッコリ笑った。
それから、僕の部屋に来て?と言うと頭に疑問符を浮かべながらも僕についてきてくれた。
「伊織の部屋見るの、2回目だねーv」
なんて嬉しそうに言ってくれて、僕も少し安心した。
伊「律夏?」
「ん?」
伊「聞いたょ、歩に。電車に乗った時、思い出せなかったって…律夏それでぼーっと考えてたんじゃない??」
僕がそう言うと、彼女は吃驚した顔をして、そるからゆっくりと頷いた。
「よくわからなくなってきちゃって…」
伊「そんな悩まなくてもいぃんじゃない?ゆっくり思い出して行けばいいんだからさ♪」
僕がそう言うと、彼女はニッコリ笑ってくれた。
「そうだね」
伊「あっそうだ!律夏に見せたいもんがあるんだー」
「?」
僕は本棚からいくつかアルバムを出して、律夏の傍に置いた。
ひとつ手に取って、律夏に見せる。
伊「これはねー僕らが小さい頃の写真!よく集まって遊んでたんだぁ」
「ふふっ、可愛いね♪みんな」
伊「これ香ちゃんだょ」
「えっ!?うそ!昔は、可愛かったんだねー(笑」
伊「昔はって(笑」
そんなこんなで、寝るのは遅くなったけど、律夏の笑顔も戻ったみたいでよかった。
「伊織、ありがとね!なんかアルバム見たら元気出た♪」
伊「よかったね♪」
「また今度、伊織の撮った写真見たいな♪」
伊「全然いぃょ!いつでも見に来てー(笑」
「うん!」
翌日
じーー…
「「「「?」」」」
香「なんやねん、さっきから。ずっと俺の方見て」
「香ちゃん、小さい頃はあんなに可愛かったんだーと思って(笑」
香「はぁ?!」
伊「あはははっ!!!」
香「伊織…お前、変なもん見せたんちゃうよなぁ??(怒」
伊「ひっ!?…いゃぁ、まぁ、ねぇ??」
香「伊織ーっ!!」
伊「いや、ちょ、香ちゃん許してっ!!(泣」
「「「あははは!」」」