タイムリミット

□Act 2. Brand new day
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Act 2. Brand new day 02 




「靴が…なぃ;;」




?「はぃwくつ。どぅぞー(笑」

って靴を差し出してくれたのは、かわいい笑顔の歩さんだった。


「え…これ;」

歩「これやったらサンダルやし。そう男っぽくもなぃやろ?昔、僕がはいとったやつやけど」

「ありがとう…ござぃます」

歩「あは!敬語はもぉやめてぇや♪普通に話そ?」

「う、うん!じゃぁ、行ってきます!!靴、借りるねw」

歩「おん!いってらっしゃーぃ♪」



私は、ニッコリ笑うと玄関の外に出た。











歩「…やっぱ、良い子ゃなぁ」

伊「ねぇ♪かわいいし」

2階にいた2人も、いつの間にか下に降りてきていて。

香「…俺はまだ認められへん」

歩「香ちゃんは人見知りというか、警戒心が強すぎや」

香「そういうお前らは、警戒心なさすぎやで」

伊「まぁまぁ(苦笑。香ちゃんもきっと、じきに慣れるよ」

香「ふん」

歩「…(苦笑」

そんな会話をしていた。







私の前には1台の車が止まっていて、運転席には和也さんが。


和「助手席に乗って!」

私が助手席に乗ると、車は走り出した。

「…」

見た事のない景色が、私の目にどんどん入ってくる。


和「ここ…どこだか分かる??」

「…全然ですね;;」

和「そっか。ここはね、東京の端っこ」

「そうだったんですか」

場所は知っているくせに、何も思い出せないで悲しくなった私に、和也さんは優しく教えてくれた。


和「東京にしては田舎くさいとこでしょ?(笑」

「でも、綺麗な景色ですよ!こういう所、好きです」

和「そう?…ねぇ、本当に家事、頼んじゃっていいの?無理矢理な感じになってない?」

「大丈夫です!家事をやってた記憶はないけど、できる気がするし。

それより、私こそ居候させてもらっていいんですか?」

和「いいよ、全然!!男ばっかりじゃムサ苦しいしね(笑」

そんな会話をしていると、大きなデパートに着いた。

和「よし!色々買わないとな!どっから行く?」


そういいながら歩き出す和也さんに、私はついていった。

服を買ってもらったりして、生活用品を揃えて…

最後に食料品売り場へ。



「何、食べたいですか?」

和「うーん。そうだなぁ…今日はもう時間ないし、鍋でもしよっか!(笑」

「じゃぁ、そうしましょう♪」

和「うん。律夏ちゃんの歓迎パーティーだね!」

「はいw」








それから、私は和也さんにも敬語はいらないと言われ、『律夏って呼ぶね』と言ってくれた。


和「よし。到着〜♪帰ってきたぞー」


私と和也さんは、車を降りて家に入った。



伊「おかえり〜★和くん、律夏w」

「「ただいま!」」

歩「おかえりwいろいろ買ってもろた?」

「うん!たくさん買ってもらっちゃった;すごく助かったんだけど…お金が;;」

和「お金のことなら気にしないで!大丈夫だから」

香「お前の生活費は、家事の給料みたいなもんやし…これから頑張り」

「…はい♪」



本当にみんな優しくて、まだ出会って1日目なのに、すごく良くしてもらってる。

さっきの「おかえり」だって、私には懐かしい気がして、とても嬉しかった。




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