短編

□ずっと傍にいたいから…
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「今、お前ん家の前にいるんだけどよぉ…部屋にいんだろぉ?」

『え…』



電話がきた。

いきなりの電話。


相手はスクアーロ。
あたしの彼氏。


「ゔお゙ぉい?いんだろぉ?電気ついんじゃねぇかぁ…」



いつも…
学校にいる時とかも…

毎日、毎日思ってる。


会いたいって。


でもこんな時に限って、


「何だぁ?早くしろよぉ…さびぃ」

『あ…ごめん…』



とりあえずスクアーロが風邪ひいたりしたら困るから窓を開けて中にいれた。



「何してたんだぁ?遅かったじゃねぇかぁ」

『…折角きてもらって悪いんだけどさ…』

「なんだぁ?」

『勉強しなきゃいけないから…』


こんな…テスト前日に限って…

『ごめん…今日は帰って?』


最悪だ…。



今日は12月の始まり。

何日ぶり?
スクはあたしとは違う学校。


と、いうか中学生じゃないし…


高校は最近忙しいらしくって全然会えてない。


「ゔお゙ぉい!?久々に会ったのにかぁ?」

『…テストあるから…』

「テストのが大事なのかよ?」

『違うよ!!』

「冗談だぁ…オレもいきなりきて悪かったぜぇ」
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