お題小説

□「140文字小説」
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ツイノベ(4/24〜5/2)


 今回は短いですが短編? 連載? にも挑戦しています!


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「私、やめようかな」「どうして?」「合わないんだもん」「様子を見たら?」「我慢できないよ」友達は悩んでいたけど「大丈夫」と言って、私は本体の電源を切った。 (20120424)


古い図書館で見つけた本は手触り、装丁に惹かれてその場で表紙を捲った。すると記憶が走馬灯のように過ぎ開いた頁には今、起きている事が書かれてあった。 (20120425)


私の良い所は時間、場所、時期を気にせずいつでも見れる事。それに入れ換え、削除、増やす事も自由。だけど繊細だから、携帯のメンテナンスは忘れないで。byブックマーク。 (20120425)


風が強い日に母と買い物に行った帰り。信号を待っていると、コートが揺れている人の隣に赤いマフラーが揺れている人がいた。その隣には口笛を吹いている人が。 (20120426)


雨の中、傘もささずに幼児が公園のベンチに座っていた。大丈夫かと聞くと頷き笑顔を見せる。だが気になって振り返ると帽子だけがベンチに残っていたのだった。 (20120428)


助手席で俯いた私に彼は黙って頭を撫でた。過去を思い出し自分を責めていた事に気付いた?顔を見ればわかるなんて嘘だと思ったのに年下でも適わない。 (20120430)


「それは無理だよ」「どうして?お金で買えない物はないって」「わかったよ。でも永遠の命を貰う代わりに」「貴方の命と交換でしょ」「死にたくない」「我が儘ね」 (20120502)



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