時代物系 小説

□『儚い命』
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愛しいあなたに
逢った日の
大切な
思い出を
巡らす夜


逢ったばかり
なのに
また
逢いたくて


どんな
方法でも
どんな
形でも
どんな
姿でも
かまわない


あなたに
逢うことが
できるなら


朝に生まれ
夕は消える
露のような
儚い命でも


捨てて
しまっても
かまわない


たとえ
この命
引き換え
にしても



命やは なにぞ露の
あだ物を 逢ふにしかへば 惜しからなくに


(紀 友則)



20090425



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