novel

□C
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ふと、自分の胸の膨らみが気になった。大きくもなく小さくもないCカップ。手をあててみれば、ギリギリ納まるもの。



『………男の人っておっきい方がいいのかな?』



一度疑問に思ってしまえば、その思考に没頭してしまう。その格好のまま。




「聖?」



脱衣所を覗いた篁が声をかけても、反応しない。
聖が鏡の前に立っているため、篁には何をしているのか丸分かりだ。

そっと後ろに回ると、聖の細い手の上から己のそれを重ねた。



「!!」

「どうした?」

「た、篁?!」

「うん?」

「は、離し」

「なんでだ?大きくしたいのだろう?」

「ち、違っ」



我に返った聖がわたわたと自分の胸から手を離せば、篁は好都合とばかりにゆっくりと揉みし抱く。
その手を剥がそうとしても、如何せん男と女、力の差があって無理だった。



「ほ、本当に、」

「聖」



耳元で、吹き込むように低く名を呼べば途端に真っ赤に顔を染める。



「篁……」



潤んだ瞳で見上げられ、羞恥に染まった顔がモロに篁を直撃する。



「っ、それは反則だ」

「えっ?!」



今までただ揉みし抱いていた手の動きが厭らしくなる。



「やっ、篁っ!はぁっ…」

「嫌、じゃないだろう?此処は、こんなにも喜んでるというのに」



いつの間にか篁の手は服の下に潜り込んでいて、胸の膨らみを覆う下着を外していた。
直に触れられ、篁の筋張った指が胸の頂きを摘めば、電流が走ったように全身に甘い刺激が行き渡る。

「あぁっ!」



躯が仰け反り、白い喉元が晒される。肩が刺激を与えられるたびに、小さく跳ねる。







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