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□おまけ劇場(夢浮橋劇団+遥か4)
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ヒノエ「なあ、敦盛。」

敦盛「?」

ヒノエ「うちの劇団、女優少ないと思わないか?」

敦盛「ああ、確かに少ないが…。」

ヒノエ「…が?」

敦盛「男でも女性の役目を見事に演じているものもいる。問題ないのではないだろうか。」

ヒノエ「うわっ、『問題ない。』とか言ってるし。誰かさん思い出すんだけどね。その台詞。」

敦盛「…そうか。…?あれはリズ先生。」

ヒノエ「先生?…本当だ。他の二人は誰だ?」

敦盛「見知らぬ女性のようだ。もしや先生の『ファン』というものでは…。」

ヒノエ「へぇ、先生も隅におけないんじゃない?近くに行ってみようぜ!」

敦盛「あ、ヒノエ。」


二人は見知らぬ二人と話すリズヴァ−ンに声をかけた。


ヒノエ「先生。お友達かい?」

リズ「ヒノエ、…それと敦盛。ちょうど良いところへ来てくれた。紹介しよう。今度我が劇団に客演してくれる旅芸人の二人だ。」

ヒノエと敦盛はリズ先生と一緒にいる二人の方へ目を向けた。

敦盛「旅芸人?」

ヒノエ「ふうん。ここまで艶やかに咲いた花は久しぶりに目にしたかな。…いや、寧ろ初めてだね。」

千尋「こんにちは。千尋です。こっちは遠夜。」

遠夜「…。」

ヒノエ「俺はヒノエ。麗しい姫君達へ挨拶をさせてもらうよ。」

ヒノエが遠夜の手を取り唇を手の甲によせた。

遠夜「火の気…、それに水。同じ気だ。」

ヒノエ「!?」

ヒノエが突然手を離し後ずさる。

遠夜「?」

ヒノエ「…野郎じゃん。」


千尋は吹き出し敦盛とリズ先生はそんな二人をみて微笑を浮かべた。




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