宝物ブックコーナー

□‡Sweet Romance‡のリギア様よりいただきました。レイン&アンジェの【幸せの答え】です。
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「ねぇ、レイン!すっごく気持ちが良いわ」

アンジェリークはぱしゃぱしゃと音を立てながら裸足で波打ち際を歩く。ふわふわの水色の綺麗な髪が水飛沫と太陽の光できらきらと輝いて見える。
いや、輝いて見えるのはアンジェリークの笑顔がそこにあるからなのだろう。

笑顔の眩しさにレインはそっと目を細め海を見渡した。

今日は天気が良いからとどこかへ出かけようとレインの方から誘い願いの渚を訪れたのだ。

タナトスが町を荒らし人々に被害を加えていた頃。何度か訪れたこの地。
だが、今回のように周りを気にせず穏やかなときを過ごすのは初めで、それがアンジェリークが女王の卵では無くなったこと示しているようでレインは小さく微笑んだ。



 
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