オリジナル小説(ラグナロク)

□冒険の始まり
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「そういや、君、ミョルニルはどうしたんだい?」



ロキが思い出したようにトールに訊ねた。

トールの愛用のハンマー、ミョルニルはいつも必ず彼が持っているのだ。



「ん?ミョルニルか?」



トールはニヤニヤと笑った。



「な・・なんだよ、気持ち悪いなぁ・・。」



ロキがいぶかしむが、トールのニヤニヤ笑いは続く



「聴いて驚くなよ・・・・!」



トールはふっふっふ・・・とかっこつけたように笑う。


「(さっさと言ってれ・・・)」



ロキがこう思っていることも知らずにふははは!!と大きく高らかに笑う。



「フレイのところで進化させているのさぁぁぁ!!!」



「あそ。」



大きく叫び声の如く言ったトール
だったが、ロキの反応は予想外だったらしい。



トールは気が抜けた声を出したロキをにらんだ。



「なんだよ!その反応!」



「だって、フレイって変わり者じゃないか。進化つっても、きちんとした改造だか・・・。」



あきれたロキの声。そう。

フレイは相当の変わり者で、改造マニアと呼ばれるほどなのだ。
トールのカオがさーっと青ざめていく・・・。




「どうしよ・・・・・;」
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