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□あなたの傍でいさせて特別編@
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エドガーは横たわるリディアの横に腰を降ろすと、そっと彼女の頬に手を触れた。
ビクンとする彼女にエドガーは優しく声をかける。
「リディア、そんなに怖がらないで」
昨日も同じ行為をしたのに、毎度毎度リディアは夜の営みにビクビクする。
それでいて、乱れるときは最高に綺麗なんだとエドガーは思う。
その瞬間を味わえるのはリディアの夫である自分。心の中で喜ぶが、表情には出さない。
頬を触れていた手をゆっくりと下降させ、彼女の細い首、鎖骨へと這わす。
「エドガー…」
小さく夫の名前を呼ぶ。それに答えるようにエドガーはリディアの首筋に口づけした。
夕方見せた痕はもう大分薄くなっている。
消えてしまうと、なんだか嫌になり、口づけとともに再び痕をつけた。
「っ…たぁ…」
首筋に痛みが走った。
リディアの小さな悲鳴にエドガーは優しく彼女の髪を撫でる。
「可愛い…リディア」
そっと身体に巻いてあるバスタオルを外していく。リディアはエドガーの手を遮ろうと手を伸ばすが、それよりも彼の動きがいち早くバスタオルを取った。
「あ…」
妻の美しい肉体が露になる。
必死に隠そうとするリディアの手を優しくどける。
「やっ、そ…んなに見つめないで」
「どうして?」
意地悪っぽく妻の顔を覗き込む。さらりと彼の金髪が顔に当たり、灰紫の瞳とばっちり合ってしまう。
「……っ」
見つめられると答えられない。恥ずかしい。でも伝えたいから、言葉の変わりに夫の額にキスをした。それがリディアからの精一杯の合図。
「…可愛い!僕のリディア」
エドガーはガバリと抱き締めると、制限していた欲を一気に出し始めた。
妻の白く華奢な腕に自分の手を重ねる。
「ほんとうに今日は…覚悟してね」
重ねていない右手の先端は既に彼女のふくよかな形のよい頂に伸ばされていた。
そっと触れてみただけなのに妻の反応は過敏だ。
「や…んふぅ」
夫からしてみればかなり理性を失わされる反応だがなんとか堪えると、顔を胸部まで持ってくる。
「リディア…」
その掛け声とともに左側の乳首を口に含んだ。柔らかい感触が舌と口腔内で感じられる。唾液と混じりながら舐められるリディアの乳首はだんだんと赤色に変わり、突起してくる。
「はぁん、ゃ…っ…」
艶めかしい妻の声にエドガーはギリギリの理性でリディアに愛を刻むのだった。










続く。
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