固定主人公で夢見

□雪とロシア
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「そういえば、体温低い奴って心が暖かいってゆうよね」


「君の場合体温がそのまま、心の温度表してるんじゃない?」


「ロシアは心、暖かいんだね、きっと」



聞いてないし
苦手だな、この人
ずっと笑ってて何考えてるか分かんないし、寒いし



ロシアは心の中で悪態をついた
相変わらず雪は笑顔のまま



「あぁ、忘れるとこだった」



ごそごそ服(今日は日本のとこの服だ)の裾に手を突っ込む雪に、ロシアは不審な目を向ける



「はい、お土産」



半ば押し付けるようにそれをロシアに持たせる



「これ…」


「イヴァン好きだよね?向日葵」



大きな、黄色の向日葵をロシアは呆けたように見、雪は嬉しそうに眺めた



「私が持ってるより、イヴァンが持ってる方がいいかと」






雪に向日葵


いつの間にか僕の名前を呼ぶ君の名を、僕は知らない




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