固定主人公で夢見
□雪とロシア
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「ロシアロシア〜」
「何、君また来たの?」
「まぁね!
ロシア元気かなぁと思ってね〜」
すとりと雪が地面に足をつける
それからすぐに淡雪がチラチラ舞いだした
「今日は晴れると思ったのに、君のせいで台無しだよ」
「うん。知ってる」
笑いながら地面に落ちようとしている淡雪をキャッチして見る雪に、溜め息をつくロシア
「雪が頭に積もってるけど?」
「私自身が雪だからね〜溶けないよ〜」
ほら、とロシアに掌を見せた。
雪の結晶が、溶けることなくそのまま掌に模様を描く
「いくら寒いロシアでもこの芸当は無理でしょ?」
「したくないよそんなの」
「も〜不機嫌だなぁ〜
そんなにコルコルいってると幸せ逃げるよ〜」
「余計なお世話だよ」
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