novel
□流れ星
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料理クラブ…ま、部活ではなくて…
どーこーかい、みたいなもんで。
ほんとーは、新しく創立する条件、会員希望者が3人以上集まったら…ってなっとるんに
「んぁー?裕ちゃんが2人でいいって言ったもん」
…らしい。
中澤センセーは、真希ちゃぁに甘すぎるやざ;
しかも顧問にもなったみたいやし…
…あのセンセー、料理するんか?
「愛ちゃ〜ん?味見してよー」
名前を呼ばれて我に返る。
視線の先にはあーしを待ってる様子の真希ちゃぁ。
手にはなにやらかわいらしいスイーツらしきもの…のできかけ、みたいなんが見える。
「他にもいっぱいおるんやからみんなに味見してもらえばええが」
真希ちゃぁ目当ての子たちで、料理クラブはそこそこ盛り上がってる。
なにも家庭科室の端から端に声かけんでも…;
「愛ちゃんがいいって言わなきゃ意味ないのー!」
「なっ…///」
ぁぅ…///
どうしてそんな恥ずかしくなることさらっと言えちゃうんやろ…///
あーしには真似できん。
呆れた顔を返してから、真希ちゃぁのところまで歩いてく。
あーし、顔ニヤけとらんかな?
ほんとは嬉しくてしょーがないのが顔に出てたら、恥ずかしくて耐えられん///