novel

□honey milk
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「…と、とりあえずあーしなんか食べるもん作ってくるから待ってて?」


そう言ってベッドから離れ………ん?
あーしの制服のスカートを掴む、真希ちゃぁの手。


「真希ちゃ…?」
「いらなー」
「へ?」
「ここにいて…?」
「ん、と…ぇーと…///」



いつもと違う、幼い甘えた声も
熱でぼーっとしとるんか、いつも以上に舌足らずな口調も

なんだか聞き慣れんくて…顔がかぁーって赤くなるんがわかる。


長く一緒にいたけど、こんな真希ちゃぁを見たんは初めてで。

―これが…
 “幼なじみ”と“恋人”の違いってやつ、なのかな///



「あい…?」
「…ぁ、ほ、ほら…学校に電話とかせんと…」
「ぅ゛ー………わかった」


真希ちゃぁの頭をひと撫でして部屋を出る。

離された手が名残惜しかったけど、いろいろしなきゃあかんからの…
このままじゃ真希ちゃぁサボりにされてまうが。



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