novel

□honey milk
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―“かぜひいたー”

そんな、漢字も絵文字もないメールが届いたんは数分前。

「っ…あーし早退するっ」
「はぃぃ!?ちょ、ちょ、愛ちゃんっ!?」
「先生に言っといてやっ」
「ゃ、意味わかんないからぁっ」


なんて友達の声も今日は無視。







…やって、あの人が…

ありえんくらい優しくて、人に迷惑をかけることを嫌うあの、真希ちゃぁが…


あーしに助けを求めたんやもん。
あーしを頼ってくれたんやもん。

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