□皆のクリスマス!
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MerryX'mas!
君愛クリスマス特別編
雲雀と茉



ヒロイン名デフォルト







「…雲雀さん」


「なんだい、茉」


「今日はクリスマスです」


「あぁ…そういえばそんな日もあったね」


「…仮にも彼女の私とクリスマスを過ごしたいとか思わないんですか?」


「別に過ごしたくないとはいってない」


「…」





ふぅ、とため息をつくと茉は応接室を出ようと席を立つ





「…茉」


「なんですか」


「紅茶が飲みたい」


「…は?」


「ミルクティーが飲みたい、煎れてよ」


「なにいってるんですか?私が煎れたのなんて普段飲まないくせに」


「今は飲みたい気分なんだよ」





再びため息をつくと、嫌々紅茶の準備を始める茉


…―もうすぐだ





「ミルクティーでしたよね?」





こちらを見ない茉


自分の頬が緩むのを抑えることができない


牛乳を取り出そうと冷蔵庫を開けた瞬間、茉の動きがとまる





「…メリークリスマス、茉」


「な…ん…」





冷蔵庫の中にはクリスマス用にデコレートされたケーキがサンタクロースを乗せている





「…バカ」


「驚かせたかったんだよ」





後ろから茉を抱きしめ、その冷えた左手の薬指にリングをはめる





「あ…」


「ちょっと遅くなったけど…クリスマスパーティーを始めようか」


「…はい」





キラキラ光るキャンドルの光


映し出すのは幸せな二人の姿






(ついでに茉からのプレゼントは『一般常識を知る為には』と言う本をもらった)




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