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□皆のクリスマス！
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MerryX'mas！
ボンゴレ幼稚園
クリスマス特別編
「皆、メリークリスマス！」
「わお！姫センセーこすぷれかい？」
「ぼくてきにはもう少しスカートが短い方がいいです」
「姫センセー、なんでサンタさんのかっこなんかしてるの？」
「今日はね、私が皆のサンタさんになろうと思って！」
｢｢｢サンタさんに…？｣｣｣
「そう！今日は皆にいーっぱい幸せをあげるんだぁ！！」
全員、キョトン
あれ？こんなはずでは…
「…どうしたの皆？」
「いらない」
「へ！？」
「ぼくたちはいらないよ。姫センセー」
「な、ななななんで！？私じゃダメ！？
あるいはこのサンタさんの格好がダメ！？」
「そーじゃないよ、姫センセー。っていうかサンタさんのコスプレはむしろオッケーだし」
「綱吉君…なら何がダメなの？」
さらりと変態発言をした気がするけど、ここはスルーの方向で
「だって、ひつようないから」
「オレも、いらないのな！」
「…オレもだ」
「そんな…」
「…だって」
「クフフ…ぼくたちは姫センセーにはいーっぱい幸せにしてもらっていますからね」
「きょくげん！これいじょうオレたちはセンセーからうけとるものはないのだ！！」
子供達の笑顔と思いがけない言葉に、思わず涙が一粒
「なかないでセンセー、ケーキがみえないよ？」
「みんなでつくったんですよ！」
「…あまりじょーずじゃないけど」
教室の小さな机に置かれた大きなケーキ
お店にあるものほど綺麗ではないけど…
「ありがとう…本当に嬉しい！」
小さなサンタクロース達からもらった
大きなケーキと眩しい笑顔