01/25の日記

14:28
ノートの端書きから456
---------------
デニスの妻は、もう心を決めていた。
火を灯された人々への挑戦。
彼らの中に主の臨在を感じた。
彼らは平信徒であって、単純に聖書を信じている。
デニスは仲間を連れて行った。
デニスは、ジョンとジョアン、彼らの立場に立った。
ジョンとジョアンは神学者ではない。何かが起こったことを聖書の中から拾うだけ。
異言に関することは、問題であった。
異言は奇妙な音を出すのだ、と言われた。
異言はひどい状態? いや違う。
誤用は避けなければならないが。
デニスの大学の専攻は、心理学とカウンセリング。
ギリシャ語では、
『彼らは他の国の言葉で話し始めた』
と書かれているようだ。
新しい言葉とは異言のことだ。
パウロは誰もが異言を語ることを望んでいた。
説明が面白くなってきた。
デニスは、
「あなた方は何を持っているのか、私もそれが欲しい」
と思った。
ご馳走が欲しいと思った。霊的なご馳走を。
バットは異言を静かに語った。
デニスは、神に新しく近付いた。
思い巡らしてから丸三ヶ月。
ジョンとジョアンが手に入れたもの。それを求めた。
デニスはどうやって手に入れるのかわからなかった。
カリフォルニアの秋は暑い。
デニスは品位を落とすまい、とした。
バプテスマしてくれるように祈る。
祈って、主を賛美するだけ。
神への近さを求めた。異言には興味がなかった。
包み紙に入ってきた。
ジョンはデニスと友人に手を置いた。
わからない言葉を静かに話した。
デニスは、バプテスマしてください、と祈った。
ニ十分ほど祈っていた。長い時間が経っているように思えた。
やめようとした時、言葉が出てきた。新しい言葉が。
自分の意志で出していた。
知性も意志もはっきりしていた。
この言葉は自由であった。
正真正銘の言葉であった。
美しいものであった。
これが異言であった。
主をほめよ。
そう言うのは、聖公会にとっては狂信的と言ってよかった。
君の方が私よりも清い人間のようだ、とデニスは友人に言われた。
包み紙を開くことが肝心だ。
デニスの奥さんは興味津々でデニスを見ていた。
だが、二人の間では何も話題が出なかった。
若い司祭が来ていたことにデニスは戸惑った。
デニスはまた新しい言葉を喋った。
言葉の音声は意志して語るものではなかった。
でも音声の強弱はコントロールできる。
異言で語ることをデニスは選んだ。
やめようとしたらジョンが、
「やめないでください」
と言った。
神を意識するようになった。
神に向かって話していた。
イエスの姿を思い浮かべた。
滑らかな言葉で語った。
知性の限界を超えた。
異言は、神に向かって話すもの。神の奥義を話すもの。
神様の臨在を意識した。
何百もの発光器にスイッチが入った。
幸福感と心が高まる。
デニスの心は喜びに溢れていた。
歌っていた。
忘れていたと思っていた少年時代のゴスペルも歌っていた。
すっきりした睡眠があった。
感情より深い何か。
神様の臨在を感じた。
感覚的なものを超えている。
異言という聖書的なものがあるのがわかった。
異言が語れなくても求めることが大切。
聖公会も、異言と語ることに触れていた。
徹底的に悔い改める。
教えられたことをやっていけばいい。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ