12/20の日記

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君を愛す
story 7




真っ暗な夜の闇。
闇に浮かぶ小さな光、
その中に一際大きく光る丸い形。
微かな風の音。


私はこの静かな空間がとても好きで、それでいて、嫌いだった。



朝が来るのが怖かった。



それは、一護とのさよならの足音みたいで、




別れを決心してここに来たはずなのに嫌になる。



心が軋んで痛い。





風邪ひくぞと一護が死神の姿で出てきた時に、彼が本当に死神だったらよかったのになんて、くだらない事を思ってしまった。



一護が抱き締めてくれた時、堪らなく切なくて、ごめんねと口から零れてしまった。


こんなに苦しいならどうして出逢ってしまったんだろうって。


本当は出逢った事を後悔なんてきっとしていない。

こんな愛しい気持ちを知れたから。



だから少し、離れるのが切ないだけ。




『一護、ありがと』
「俺は、別に…」
『ふふ、一護の照れ屋』
「なっ」




でもね、思うの。
きっと貴方は頑張れる。
私がいなくたって、絶対に。
だって貴方には貴方を支えてくれる仲間が沢山いるでしょう?
私にも、支えてくれる人はいるから、大丈夫よ。



私達は、離れても前を向けるはずだから。






始まりは人間と死神だって、愛するものに制限はないなんて、


でも今は人間と死神は相容れないって都合よく書き換えた。














最後の最後、さよならを言えなかったのは君のことが好き過ぎて








(別れましょ。)
(幸せになって…‥ッじゃあ)







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