06/09の日記

06:57
3
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1〜2話はmainの旧拍手の中にありますので、お読みになっていない方は読んでみて下さい。


君を愛す
story 3






あれから恋次とは話をしていない。


私は話そうと思っていたけど一方的に避けられた。



悲しかった。


今まで一度だってそんな経験した事ないんだもの。




「話がある」



朽木隊長がそう言ってきたのは私が盛大に溜め息を吐いた時。



『あ!すみません!私溜め息なんて…』
「別に構わん。」



そう言って朽木隊長は私を隊首室へと通すと、一枚の書類を私の前に差し出す。


『これは…』
「現世任務の手続き書だ。」



書類には確かに私の名前が書いてあった。



「本当は恋次が行くはずだったんだか、どうしてもお前にとな」




そう朽木隊長が口にした瞬間私は書類を見直した。


書類にかかれた任務地域は空座町で、空座町と言えば一護が住んでる場所…




知ってる。

本当は恋次が馬鹿がつくぐらいお人好しで、優しいって事。



『すみません、すぐ戻ります!!』



隊首室を飛び出て、恋次の自室へ走る。


自室に着けばノック無しで引き戸を開ける。



そこには案の定捜していた人物がいた。




『馬鹿!馬鹿!!なんであんたはそうなのよ…』
「うるせーよ…感謝しろ馬ー鹿」



泣きそうになった。
けど、泣けなかった。



だって恋次笑ってたから。



私を好きって言って、だけど一護から離れられない私を知って、手助けまでして、辛いはずなのに笑ってたから…



強いと思う。
恋次は凄く強いと思う。



羨ましいと思うくらい。





『‥ごめんね…ありがと…』
「なんでテメーが謝んだよ」





私は知った、大切な人を傷付ける事の痛み。




でもその分‥今の恋を大切にしようと思った。









ありがとうごめんね


(去り際に見せた君の笑顔は今まで見た中で一番切なくて、優しい表情でした)






To Be Continued...


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