02/13の日記
00:04
一護
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帰ってきたら、
"お帰り"って言って、一緒に笑おう。
わかってるよ。
この手を離す事がどんな事なのか。
だけどね、私は止めない。
『絶対朽木さん助けてきてね』
そう小さく言葉を溢せば、一護は握っていた手に力を込めた。
『‥それでさ、また皆で白玉パフェ食べに行こ。』
"絶対戻っててきてね"なんてそんなこと、言うつもりはない。
信じてる。
何よりも、誰よりも。
絶対一護は朽木さんを助けて、尸魂界に行った皆と帰ってくる、って。
だから手放すんだ。
送り出すんだ。
信頼があるから。
「心配すんな」
『心配なんてしてないよ』
「なっ!」
一護は驚いたような、恥ずかしいような顔をする。
『だって一護なら大丈夫だもん。』
そう言ったら一護は笑って、私の髪をくしゃくしゃにして、ほんの一瞬のキスをした。
『‥織姫と浮気したら死刑だかんね』
「しねぇよ!」
僕達は未来もこうして笑い合う
(お前も、あのゲタ帽子には気をつけろよ)(浦原さん?)
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00:02
日番谷
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想いが交わる事があるなら、それは運命だと思っていいのかな?
『えーと、じゃあ!十番隊四席明日から現世に行って参ります!』
本当は寂しくて、
貴方を目に出来ないなんて胸が痛くなる。
そりゃあ、私の勝手な片想いだし?
恋に現を抜かしてる暇だってない事ぐらいわかっているから。
ただ、最後に挨拶ぐらいは許されるでしょうか?
『隊長!』
振り向いたその碧の瞳の持ち主を、真っ直ぐに見つめられないのは愛する故だろうか。
「なんだ?」
私は下を向いたまま、あの‥と小さく呟く。
「‥話す時ぐらい相手の目ぇ見て話せ」
言われて顔を上げると切なさが込み上げた。
どんな言葉なら日番谷隊長に届くのだろう。
どんな言葉なら、声にしてもいいんだろう…
"行ってきます"
"十番隊として恥じないよう最善を尽くして来ます"
"貴方が、好きです"
結局は何故かどれも言葉に出来なかった。
『え…と「無傷で帰ってこい。隊長命令だ。
待っててやるよ。お前が帰って来るまで…何時まででもな」
約束のこの場所で
(じゃ、行ってまいります!)
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