昔々在る処に
□駆け引き
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「カカシ先生…アンタ、ソレ自分で言うセリフじゃないっすけどね…」
そう言って苦笑いしてる彼の瞳は、オレと視点が合うことが無いように違う所を見つめている。
ほーら、話逸らそうとしてるネ。
「ねぇ、どーなの?」
オレはシカマルに詰め寄る。
そしたら彼は険しい顔をしてこっちを見た。
「…オレはアンタの遊びに付き合うほど暇じゃない」
シカマルはいかにも変なモノを見るようにオレを睨む。
そんなに怒んなくても、と言っても変わらないであろう彼の表情は少し恐怖に怯えているようで……ソソル。
てゆーか、遊び人だって思われてるのかなー?俺。
「そんなの分かんないでしョ?明日のことなんて、誰にも分からないんだし」
「明日もいつも通りだよ…何も変わらねぇ」
何故こんなに愛しているのに
伝わらない?
「…じゃあ賭けをしようよ」