昔々在る処に
□フェイント
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「…つー訳で、用意できてっなァ?」
顔を近付ける飛段。
シカマルは、何とか止めなければ…!!と、
咄嗟に言い訳。
「……買い物ッ!!行かねーと、晩メシないぞッ!?」
普通の者なら、このテの言い訳にはとっつかないが。
「……それもそーだな……晩メシはいるよなァ、晩メシは」
なんて単純。
んー…と悩みだす飛段。
「ハァ………」
シカマルは、とりあえず誤魔化せたと一息……
と思いきや…
「……ん、ぅ…!!?」
唇に触れた、柔らかいモノ。
それはもちろん。
「バーッカァ、飯はお前でじゅーぶん足りんだよォ!」