昔々在る処に

□I can't say
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「俺はこんなに好きなのになぁ〜……」







そう言ってこっちに歩いてくるキバ。







シカトして作業を進めてたら、後ろから抱き締められた。










「シカちゃん、ダイスキ」










頬が染まる。








背に温もりを感じながら、止まってしまった手をまた動かしはじめる。








そして一言。








この真っ赤な顔を見られないようにして。









「…勝手に言ってろッ」


      END

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