昔々在る処に
□笑顔
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「「あ…」」
朝一番、たまたま。
「おはよう、シカマル」
朝から眩しい笑顔。
「おー…」
俺はすっげーねみぃのに……
なんかムカつく。
「今から任務ですか?」
「あぁ」
こんな朝イチからなんてついてねーな、なんて思ってたが。
「アンタも任務か?」
サイに会えたし…いいかな。
「ハイ。あ、時間的には余裕あるんだけどちょっと散歩しようかと…」
「へー……朝から元気なこったな」
俺は絶対しねーな…。
「いや、さっきまでちょっと眠かったんだけど、シカマルに会えたから目がぱっちり覚めたよ」
サラッと満面の笑みで。
「…〜……ッ!」
「あ、照れてる?」
コイツの頭をゴツンと叩く。
「照れてねぇ…ッ!!」
「……照れてるんですね」