昔々在る処に
□フェイント
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夕時。
これは、ある一軒の家に住んでる二人のハナシ。
「おい…」
この男……シカマルが話しかけているのは、言わずも知れたジャシン教狂信者…飛段。
「んー??なんだァ?」
飛段は答える。
「買い物……行きてーんだが」
「行けばいーんじゃねーのォ?」
ニヤニヤ。
「なら…………
俺の上からどけよ」
そう。
今、まさにシカマルは飛段に組み敷かれた訳で。
手を一つに束ねられておさえられてる訳で。
……つまり、動けない。
「えー!!つまんねーじゃんかァ!せっかく久々にお前と戯れよーと思ってんのによォ…」
「…………ッっ!」
珍しくも真赤になるシカマル。