昔々在る処に

□I'll go…
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風の強い日。








任務で殉職した忍たちの墓場。









その中の一つ、猿飛アスマの墓の前に一人の少年。








忍であろうその少年は、髪を一つに高く結わえていた。











「アスマ先生…」







アスマ先生と呼ばれたその人が亡くなったのは、今から三年も前のことだった。








少年は煙草を取り出し、咥えて火をつけた。






何度かふかしたソレを、墓においた。



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