GUNDAM00K
□記憶の残滓4
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「ミスターブシドーは彼なんだろう」
私の中にそんな確信が出来つつあった。
四年前の戦いで彼は青い機体のガンダムと交戦し、相討ちになった。
そこで私への音信は途絶えた。
きっと彼はこの四年の間、あの仮面をつけてガンダムとの再戦を夢見ていた。
「生き恥」…。
前にミスターブシドーと共に戦場へ出向いた時、彼はそんなことを叫んでいた。
四年間も私に連絡がなかったのはそれが理由なのか。
それとも私が自惚れてるだけなのか…。
意味が分からなかった。
でも、この一連の意味不明さも「彼だから」という理由で納得出来そうな気がして怖かった。
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