超大長編カービィ

カービィ
スターライトアドベンチャー
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でもさすがにずっとこのままではいけない。

私はある事を思い付き提案した。


希「・・・ねぇ、あなたが居た場所行ってみる?」


チビヒナ「・・・・」



カービィはゆっくりと首をふり了承した。












私はカービィと一緒に町を歩く。


チビヒナ「・・・・」


カービィはとことことゆっくり道を歩いている。



やはり体力は確実に回復しているのであろう。










そして再び、あの神社へとやってきた。







希「な・・なにこれ・・」


チビヒナ「・・・・・」



目の前の光景に私は驚いた。



あのバラバラの機械のパーツが勝ってに動き、自動で修復作業にかかっていたのだ。



ガガガガガなどの工事のような大きな音を鳴り響かせながら、修理作業は自動で進んでいる。



誰にもバレていないのだろうか?



いや、おそらくバレないような力が働いているのであろう。



そうでなければ、私とこの子が出会う前に既にパニックが起きているはずなのだから。



チビヒナ「・・・・」




カービィは修理作業が進んでいると無事確認すると。

黙ってここから立ち去ろうとする。


希「あ! 待って!」


私がカービィを止めようとした時だった。











その突如。






希「!!」


何かの殺気を感じた。


昔から勘がよかったのか、このおかげでこの子と出会えたのか。


希「危ない!!」




何にしても、私はとっさにこの子を抱きかかえた。



チビヒナ「!!」




そして。








ドーーン!









何かものすごい音がしたような気がした。









意識が朦朧しているのか、何があったかよくわからない。







ただなんとかこの子だけは守れたようだ。




チビヒナ「!!・・・!!!」


私に何か言っている?



でも何も聞こえない。


鼓膜までやられてしまったのだろうか。





おまけになんか寒くなってきた・・・。





チビヒナ「!!」




カービィは私と違う方向を見ている。


誰かいるのだろうか?


でも顔も目も動かせない。









薄れ行く意識の中で、微かに見えたのは。

カービィがピンクの丸い姿になって、誰かと戦っていたという事。







でも私の意識はここで途切れてしまった。
















希「・・・・・ん」



気が付くと私は、ベッドに横になっていた。


見知らぬベッドではなく、すごく私のよく知ってるベッドだ。






私どうやって家に帰ってきたっけ?







ふと横を見ると、そこには再びあの少女がいた。





とても申し訳なさそうな顔をしている。











そんな顔をしないでほしい。



私は今ある力を振り絞り、この子の頭に触れる。








そして私は一番伝えたかった言葉を伝える。










希「泣かないで・・・」



ありがとう。


それが本来伝えるべき言葉だった。



でも最初にこの言葉が出てしまった。






この子には泣かないでほしい。



笑顔でいてほしい。



そんな気持ちでいっぱいだった。











チビヒナ「うぅ・・・・・」


するとこの子は。


私の頬に顔をすりすりとなすりつけてきた。







私、懐かれた?






こうして私達の、不思議な生活が始まった。







でも私の知らない所で、世界が変わるような出来事が起きようとしてるとは、この時の私には想像もできなかった。















夜のどこかの町にて。



Mr.シャイン「なぁブライト? なぜ俺達はここにいる? というか俺達は誰だ?」


Mr.ブライト「わからない。 わかっているのは自分の名前とやらなければならない事のみ」




太陽の形をしたMr.ブライト。

月の形をしたMr.シャイン。



夜空を見上げながら自分達のすべき事を覚悟していた。



Mr.ブライト「まずはヤツから王の証を奪わねば」
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