距離。
□♪
1ページ/9ページ
「……はぁ」
時計に目をやると、さっき見たときから二分しか経っていない。
秒針をジッと見ても早く動く筈もなく、今日何度目かの溜息を吐いた。
「喜市さんの馬鹿」
テーブルの上に用意されたもう冷めてしまった料理。
折角一生懸命作った料理も、食べてくれる人がいないんじゃ空しい。
だからといって一人で食べる気にもなれず、残業をしているであろう喜市さんの帰りを待つ。
12月26日
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ