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「あ」
「あ」
「あ」

俺とりゅーたと晴紀。
あっけらかんとした三人の声が重なった。

「えと、あ、木村…ごめん」

たちまち冷汗が出てくる俺。
真っ正面には、今にも吹き出して笑い出しそうなりゅーた。
そして、黙って壊れたソレを拾う晴紀。

「相楽、放課後ちょっと」

完璧に壊れた物を手に持ちながら微笑む晴紀が、なんとも言えない怖いオーラが出ている気がしてならない。

俺は、ぎこちないながらも笑顔で頷いた。










弁償代金







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