×ブン太
□君と僕の境界線
1ページ/1ページ
「なぁっ」
ヤバい
「おーいにおー?」
「シカトかよ‥つまんねー‥赤也〜ラリーすんぞー」
ごめん丸井‥
「はーい!」
今、お前と話すとヤバいんよ
色々
お前は俺のことを親友として見てくれてる
それは確かにありがたい
むしろ詐欺師と呼ばれる俺を慕ってくれる人なんか数えるほどだ
でも‥
俺は親友としてではない気持ちを丸井に抱いていることが、3年になって気がついた
気がついてからは丸井が自分以外と仲良くしてるのに胸が痛んだ
他のやつに笑いかける丸井にイライラした
だからごめん
境界線は深く広い谷のよう
(君には境界線を越えさせたくないんです)
end