悲哀妄想夢小説
□監獄の中は意外と心地がよさそう
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監獄の中だ・・・・・。
何も無い監獄の中・・・。
アレ?どうして、ここにいるんだっけ。
っーかもうなんだっけ?
ミナトはただ、ひたすら天井をみあげていた。
ミナト『人生の終わりだ・・』
そう、ミナトが呟いた時、となりで胡坐を組み、座る長髪の男が口を開いた
桂『終わり?絶望?まだ、冒険はこれからだぜ』
ミナト『いや、絶望まで言ってないから。っーか、どこの冒険者?』
桂はスクッと立ち上がって鉄格子を眺めた。
桂『いや、希望はもって捨てるものだ』
ミナト『ちげぇえよ。すてちゃダメだからぁあぁぁ!!』
桂『さてと・・どう脱獄するか。』
ミナト『か、桂さん!大声で言わないで下さいよ(汗)』
桂はミナトに視線をやると微かに笑って見せた。
桂『俺と一緒にデッド・ザ・アライヴを楽しもうぜ(ニコッ)』
ミナト『いや、意味わかってる!?デッドって死んじゃってんじゃん!死んじゃってんじゃん!!』
鉄格子を引っ張ったり手を通してみたり・・相変わらず変わり映えの無い事をする。
脱獄なんて・・・無理だよ。
もう私、ここで住むわ。
もう、アットホームにするわ!
そう固く決断した時だった
桂『ミナト!奇跡が起きたぞ』
桂は気付けば鉄格子の向こうにいた
ミナト『は?え?どうしちゃったの?え?ぇえぇぇええ!!』