過去拍手
□【時の描片Ⅱ】番外編４
4ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
１９カケラより【念には念を】
～ＳＯＲＡ、篤志のメールやり取り～
おはよ！レコーディング頑張ってね。お土産も忘れずに！
おはよう。ありがとう、頑張るよ！お土産は何がいいの？
太らないような食べ物でよろしく！それと、一つお願いがあるんだけど・・・
太らない食べ物？！難しいな・・・。お願いって？
敬浩の事、見張っててもらえます？
何を見張るの？
ハワイのオネーサマ方にデレデレしてないか。
あー俺もしそう。
殴
いやいや冗談！俺はともかく敬浩はちゃんとＳＯＲＡの事想ってるから大丈夫だよ
そうだといいけどねー。つうかそういう恥ずかしい事よく言えるね
面と向かっては言えないけどね。
シャイ！シャイボーイ！
―――
敬浩「篤志さんメールですか？珍しいですね」
篤志「え？あ、まあ・・・うん。」
敬浩「あ、彼女ですか？」
篤志「またそうやって～俺にいないの知ってるくせに」
敬浩「あはは！でも篤志さんがそんなに一生懸命メール打ってるの初めて見ましたよ」
篤志「・・・」
あまりメールをしない彼が一生懸命なのは、かつての想い人だからなんて。
そんなこと知る由もない一人の男。
敬浩「ハワイと言ったらやっぱりワイキキのビーチにいるビキニ姿の女の子っすかね～」
篤志「・・・」
黙ってればいい男なのに
next