過去拍手
□【時の描片Ⅱ】番外編１
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２カケラより【寝顔】
敬浩視点
初めての２人きりでの旅行。
緊張なんてものはないけど、やっぱりかなり楽しみだった。
そして夜にはやっと一つになれて。
そういう行為がしたくて付き合ってるわけじゃないけど、好きなヤツとするのは幸せだった。
・・・あいつは食ってるときが一番幸せそうだったけど。
旅行したら、普通の女の子だったら疲れてそのまま寝るのかなーと思いきや。
“運動したらおなかすいたー”とか言って夜中にも関わらずラーメンすすってる所も含めて、俺はあいつを愛してる。
妙に大人っぽい所も、すぐ泣く所も、時々見せる子供っぽい所も、すぐ寝る所も。
我が侭だけど人一倍頑張る所も、文句言いながら諦めない所も。
そして、朝目が覚めてふと横を見ると無邪気な顔して寝てる所も。
すべてを愛おしく思える俺は、彼女にベタ惚れなんだろうか。
うん、そうだな。きっとそうだ。
だって、嫌いなところでさえ許してしまえるんだから。
出会えたこと不思議に思うよ
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