過去拍手
□【時の描片】番外編5
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24話より【誰かさん2】
明日は清木場企画本番だっていうのにいつの間にか入っていた、仕事。
これまた“誰かさん”の手違いらしい。
あの完ぺき主義者が珍しく二回もミスした。
流石に年末になると忙しいし疲れも溜まってるのかな。
自分で会社を管理運営して、自ら名を売って活動するなんてあたしにはできない。
器が違う。器用にも程がある。
でも彼も人間だったみたい。
誰しもが完璧なんて絶対無理なんだ、ということを身をもって教えてくれた。
ヒロには感謝してもしきれないほどのものをたくさん貰った。
それは仕事だったり家だったりするけど、貰って一番嬉しかったものは
やっぱり愛だった。
後で肩でも揉んであげよう、と思った今日この頃。
ささやかな親孝行
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