過去拍手
□【時の描片】番外編4
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17話より【交渉】
仕事終わり、あたしは帰る準備をしていた。
俊「おい」
「・・・」
俊「おい!」
「・・・あたし?」
俊「お前だお前。」
「ちゃんと呼べよ・・・」
いきなり呼ばれてもわかんないっつぅの!!
あたしにはちゃんと名前があるんだよ!
俊「ちょっと頼みがある」
「断る」
俊「おーいい度胸じゃねーか。てめぇ押し倒すぞ」
「嘘です冗談です」
こいつならマジでやりかねない・・・
俊「仕事の話だ」
何・・・?
珍しく真面目な話?
俊「俺のPVに出ねぇか?」
タバコを片手に話すその目は、
どこか切なげで。
断ってはいけないような気がした。
何でそんな目をしているの?
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