過去拍手
□【時の描片U】番外編3
1ページ/6ページ
11カケラより【男達の裏事情】
敬浩視点
「敬浩、ちょっといい?」
PV撮影の合間、突然眞木さんに呼ばれた俺。
いつも通りニコニコしてるのに、目はどこか真剣で、セットを後にした。
『どうしたんすか?』
眞木「いやぁ〜ゴメンネ?余計なお世話かもしれないけど、最近SORAとあってる?」
ほら、軽い口調。
眞木さんはいつも大事な事をさらりと言ってのけるんだ。
『いや・・・あってないですね』
眞木「今朝ドラで一緒になる事多いんだけど、最近ため息多いよ。」
『疲れ・・・ですかね』
眞木「わかってないね、ホントに」
分かってる。俺だってわかるよ。
実際何ヶ月もあってないから。
逢おうと思えば逢えるのに。
でも、この男は、追い討ちをかける。
眞木「俺ならぜってぇ幸せに出来る」
痛んだ心を、えぐられたような気分。
彼の自信は、俺の自信と比例していたんだ。
男たちも、大変なんだ
Next