過去拍手

□【時の描片】番外編5
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21話より【秘めた恋】





篤志視点





「安心してください、俺がビシバシしごいておきますから!」





「(早く)行ってらっしゃい!!」





2人に見送られ、俺はレコーディングに向かう。





ホントは2人きりにしたくない。





ホントは俺が教えてあげたい。





でも俺は大人だから。





敬浩にとって先輩だから。





“ホントは”っていつも自分の気持ちに嘘ついて、“大人だから”って言い訳して。





こんなキレイゴトばかり並べて諦められるはずもなく。





でも俺は、“今”を生きていかなくちゃいけない。





(ホントはずっと)
(君が好きだった)
(いつかは伝える日が)
(くると思ってた)






君に





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