TOT夢連載【太陽の花】

□第14話 【ジャンナ教会】
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カイウス
「Σごめんなさい!
なんか 勘違いだったみたいだ(ワタワタ)」


『う、うん。
勘違いの何物でもないよね(アセアセ)』


カイウス
「さ、行こう!ルビア、フォルテ。」



そう言うなり、
カイウスは1人で走り去っていく。



ルビア
「え、いいの!ねえ、どうしたっていうの?
ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」



意味がよく分からないままで
ルビアも急いで後を追う。



『えへへ、失礼しちゃいました(ニコリ)』



小さく謝りを入れ
慌ててフォルテも2人の後にと続く。

そして、立ち去る3人の後ろ姿を
ジッと眺めていたアルバートが・・・



アルバート
「金色の鎧だと・・・?近衛騎士か?
あの3人がウソを
言っているようには見えなかった。
だが、なぜ近衛騎士がフェルンに・・・?」



っと、呟いていたのは本人以外
知る由もなかった。



逃げてきたカイウスが立ち止まると
ルビアは首を傾げながら問い掛けた。



ルビア
「何なの?
ペイシェントは届けなくていいの?」


カイウス
「様子がおかしい。」


『うん・・・かなりおかしな状況よね。』



2人が言うおかしさが分からず
ルビアは 更に首を傾げて見せる。



カイウス
「周囲に騎士がいないはずのフェルンに
傷付いた騎士が辿り着いて
石を預けたんだ。なんで
わざわざフェルンに・・・ ・・・」



『手練れの騎手が傷付く理由って
やっぱり魔物なのかしら?
騎手様が亡くなった今、
本当の事は闇の中なんだけど・・・ ・・・』


カイウス
「それに異端審問官も
このペイシェントを探しているんだ。
何か特別な理由があるんだよ。」


ルビア
「お兄様に相談してみる?」


『まあ確かに、
私達だけでは判断しづらいから
助力を仰ぐのも一つの手ね。』


カイウス
「じゃあ、そうしよう。
後で合流したら話してみるよ。」



ペイシェントについては
ティルキスとフォレストの2人へ
相談するまでは保留となった。

3人はペイシェントを後回しにすると
もう一つの用事である
ジャンナ教会偵察をするべく
橋向こうにある教会への道を歩く。



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