TOT夢連載【太陽の花】

□第11話 【カイウスの想い】
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カイウス
「こんにちは。良い天気ですね。」


『こんにちは。
お姉さんはこの町の方ですよね?
この辺の事、よく知らないんです。
だから少しお話しでもしませんか?』


女性
「あら、こんにちは。
私で良ければお話ししましょうか。
さあ、ここに座って。」



勧められるまま女性の横に並んで座る。



女性
「あなた達、見ない顔ね。
ここに来たのは初めてなの?」


カイウス
「はい。」


女性
「どこに行くの?」


『ひとまずジャンナ教会まで
行ってみようと思ってるのですが。
(とりあえず、嘘は言ってないし)』


女性
「そうなの、ジャンナ教会まで・・・でも、
ジャンナも最近物騒だと聞くから。」


カイウス
「物騒ってどういう事?」


女性
「私もよくは知らないけど・・・
さっきこの町の僧兵の一人が、
そんな事を話してたわね。
なんでも、夜な夜な人を襲う魔物が出て、
しかも、騎士団が役に立ってないとか。
怖いわねぇ。」


『そうなんですか・・・
貴重なお話しありがとうございます。』


女性
「いえいえ。お話し出来て楽しかったわ。
2人共、気をつけて旅を続けてね。」


カイウス
「ありがとう。」


女性に別れを告げ振り返ると
フォレストも話を終えており
話を纏めるべく合流を果たす。



フォレスト
「どうだ話は聞けたか?」


カイウス
「うん。」



先程 聞いた話を、
フォルテが簡素にまとめて説明。



フォレスト
「・・・あの老人も、
同じ様な事を言っていた。
全く物騒な話だな・・・」


『魔物、か・・・やっぱり、
フェルンやセンシビアの両方に
現れたものと同じなのかしら?』


カイウス
「さあ・・・同じかもな。」


フォレスト
「とりあえず、聞きたい話は聞けた、
宿屋に戻るか。」


『うん・・・それが良いかもね。
身体の方も休めておかないと、
いざという時に戦えないし。』



3人は宿屋にと戻り、
今日は食事を取り休む事となった。



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