TOT夢連載【太陽の花】

□第10話 【レダの町】
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『うーん・・・なら
ティルキスが私のお兄ちゃん?』


全員
「「「「Σお兄ちゃんだとっ!!!」」」」



ひょんな発言に
全員の心が一致した瞬間だった。



ティルキス
「///い、良いんじゃないか。
そうだな、じゃそれで行こう!!
(可愛いなぁ〜フォルテは、
是非とも本当の妹に欲しい!)」



魂胆が見え見えな様子に
フォルテが大好きなカイウスが
断固反対の意思を申し出た。



カイウス
「Σだ、ダメだ!フォルテは
オレと一緒に行動するんだからな!!
(ティルキスになんて渡したら、
フォルテを妹萌系にされかねない!)」



どこで覚えたのか
全く分からない台詞を頭に巡らせる。



ルビア
「なんでよカイウス!
一度決まった事なんだから、
文句言わないでよ!!
(フォルテの妹の座は私のものよ!)」


フォレスト
「カイウスの言う通りですね。
ここは、フォルテは私達と共に・・・
(可愛いもの好きな、
ティルキス様に任せたりしたら
面倒な事へ巻き込まれるだろう)」


ティルキス
「ルビアの言う通りだぞフォレスト。
#name1#は俺達と一緒に行くんだ!
(フォレストめ、余計な事を・・・
くそ〜、フォルテは渡さない!!)」



フォルテと疑似家族になりたいが為に
火花をチラつかせる状況は
端から見ると恥ずかしい奴らであるが
一歩も譲らずの終始睨み合いに、
周りの様子は目に入らないのだった。

一方、蚊帳の外であったフォルテは、
いつの間にかその場から離れており
町の奥へと向かい歩き出す。



『なんか皆忙しそうだし
放っておいても大丈夫だよね〜?
頼まれた届けものあるし・・・
えーっと、商人のラインさんは
どこかなぁ・・・』



言い合いをする4人を放り出し
ナルスで頼まれていた
魚の干物を商人ラインに渡すべく
それらしき人を捜して回った。



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