TOT夢連載【太陽の花】

□第7話 【いざ黒の森に】
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【2つ目の休憩】

『大丈夫ルビア?
かなり疲れてきてるでしょ。』


ルビア
「ふぅっ、まだ大丈夫・・・」



ルビアの顔には誰からどう見ても
疲労が蓄積されているのは分かり、
全く持って、説得力は無かった。



カイウス
「無理して倒れんなよ。」


『そうそう、もし無理ならば、
私が背中を貸してあげるから。』


ルビア
「えっ///
Σそんなの良いよ!!私重いし・・・」



背におぶさるのは恥ずかしいのか、
顔の前で両手を振って断る。



カイウス
「ルビアはフォルテと違って
かなり重いだろうから、
背中に乗った瞬間が潰れるよな〜(ニヤリ)」


ルビア
「(ムカッ)酷いっ!
フォルテ〜、カイウスがいじめる〜!」



そう言いながら胸に飛び込み
フォルテはそれを慰めるように
優しく頭を撫で上げる。



カイウス
「Σあっ!ずるいぞルビア!!!!」




大好きなフォルテに抱き付く姿が
かなり羨ましいのか、大声を上げた。



『もう・・・私とは仲良しなのに、
なんで2人は喧嘩するかな〜・・・
一緒に育ってきた幼馴染みでしょ。』



諭すように言うと、
カイウスは頬を膨らませる。



カイウス
「そんな事言われても、ルビアの奴が・・・」


ルビア
「博рェ悪いって言うの?今回は
確実にカイウスが悪いでしょ!!!」


カイウス
「なにを!!
本当の事を言っただけだろ。」


ルビア
「なんですって!」


カイウス
「やるか!」



フォルテを尻目に
いつも通り喧嘩を始めた2人に・・・



『はぁ〜・・・もう好きにして・・・』



深く溜め息をつき、
呆れ顔をしながら空を見上げた。



─── 回想終了 ───────



度々、多彩な珍道中を繰り広げれば
必然的に時間が掛かる訳であり、
こんな感じに前へ進む事で
果たしてレダの町へと
無事に辿り着く事は出来るのか
フォルテはかなり心配であるのだ。


そんな不安を胸に抱きながらも
これより森にと入っていくのだった・・・



→第7話 終
→第8話へ続く・・・
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