TOT夢連載【太陽の花】

□第7話 【いざ黒の森に】
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『実は、そのアンデットを
人の手で消せない事もないんだよ。』


ルビア
「そうなの?」


『うん。アンデットっていうのは
身体自体が壊れ肉体が滅んでも
魂がこの世界のどこかに怨念・・・
怨み、妬み、嫉妬などを忘れられず
肉体から魂が抜けなくなってしまった
者達の事なんだけど・・・』


カイウス
「それがなんなんだよ?」


『まあ、話は最後まで聞いて。
隊商達が倒したりしても、
時間が経つと動き出したりするのは、
魂の浄化が出来ていないからなの。』


ルビア
「魂の浄化?」



段々難しくなってくる話に
よく分からなくなってきており
揃って2人は、首を捻ってしまう。

だが、
そんな事はお構い無しに話を続ける。



『アンデットは肉体が壊れても、又違う肉体へ怨念などと共に宿るの。だから、肉体のみではなく魂を浄化と共に天へ還すという力が必要になってくる訳なんだけど。でも今の所、私の知り合いの中にそれが出来る人はいないんだよね〜。
っとまあ、こんな感じだけど分かった?」



聞いているはずの2人に
フォルテが視線を移すと・・・



『Σって、2人共寝てるし!!
・・・ ・・・私ってば、話し損?
もう、カイウスもルビアも、
お・き・な・さ・いー――――――っ!!!



怒りをいっぱいに表しながら
2人の頬を思い切り引っ張った。



カイウス&ルビア
「「ΣΣ痛ー―――――っ!!」」


『ふふっ、起きたかな?
人がちゃんと説明してあげてるのに
2人して眠っちゃうなんて、
失礼にも程があるよね〜(黒笑)
じゃあ、私に何か言うことは?』


カイウス&ルビア
「「狽イ、ごめんなさいぃ・・・(ガタブル)」」


『分かればよろしい。』



フォルテの怖さを再確認し、
何事もなかったかの如く話を戻す。



ルビア
「とにかく、
今はいなくならないんだよね、
お化けが大嫌いな
カイウスにはツライかもねー。」


カイウス
「狽烽、怖くない!
だいたいな、そう言うルビアは
アンデット好きなのかよっ!」


ルビア
「Σそんなわけないでしょ!」


カイウス
「フン!」


ルビア
「・・・ ・・・冗談はともかく、
あの森に夜入るのは危険よ。」


『出来れば昼間に抜けたいよね。』



っとまあこれが、
一つ目の休憩であった。



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