TOT夢連載【太陽の花】

□第7話 【いざ黒の森に】
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まず、
時間がかかった出来事一つ目は・・・

ナルスにて出発準備を終え
道具屋からフォルテが荷物を持ち、
外に出てきた時の事である。

先に出ていたカイウスとルビアが
村に住む一人のおじさん・・・
ユーマスの話を聞いていたのだった。

なんでも、
黒の森向こうにあるレダの町へ
魚の干物を届けてほしいらしい。



『カイウス、どーせ
黒の森を抜けるつもりなんだから、
ついでに持って行ってあげない?』



可愛らしく小さく首を傾げ、
本人自覚無しの上目使いで提案され
フォルテ好きのカイウスとしては
耐えられるはずはなかった。



カイウス
「///うっ!(やっぱり可愛い)
そ、そうだなー・・・
フォルテがこう言ってるしな。」


ルビア
「///ははっ(反則よねあの顔は)
そ、そうよね、
フォルテがこう言ってるんだから♪」


『・・・・・・・?(なんでこんな時だけ、
私の意見を聞いてくれるんだろ?)』



自分が繰り出す仕草の可愛さに
全く気付いていないフォルテは
2人の態度に眉を寄せる。



カイウス
「ねぇ、おじさん。なんならその干物を
オレ達が持っていってあげようか?」



とりあえずフォルテの提案に賛同し、
カイウスが代表で問い掛ける。



ユーマス
「まだ子供みたいだが、
黒の森を抜けられるのか?」



おじさんは怪訝そうに視線を向けた。



カイウス
「任せてくれ、こう見えても
オレの剣さばきは中々のものさ。」



両手を腰に当て胸を張り、
【どーだ】
と言わんばかりの顔をしている。

それに続き、フォルテは・・・



『私も〜♪
そこいらの普通のエネミーなら、
一撃で倒す自信があっりま〜す☆』



カイウスの真似をして胸を張り
【エッヘン】
と、得意気な顔を浮かべた。



全員
「「「(Σい、一撃って・・・)」」」


ユーマス
「・・・うーん
(本当に任せて大丈夫なのか?)
だが、背に腹は変えられないな。
よし任せた!
この干物を持っていってくれ。」


『はーい、任されました!!
それで、誰に渡せば良いんですか?』


ユーマス
「レダの町の商人
ラインに渡してくれればいい。
報酬はラインがくれるだろう。
頼んだぞ。」


『はいは〜い、
任せちゃって下さ〜い♪(ルンルン)』


全員
「「「(すっごく不安だ・・・)」」」



多少の不安を抱えながら干物を届ける
依頼を受けたのが一つ目・・・

まあ、これには
さほど時間は掛からなかったので
良しとしておく事にしよう。



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